目測の甘いアメリカ人 ~Part 3~
アメリカ人は日本で運転できないだろう。
まず、土地の広さが違う、道の広さが違う、駐車場の広さが違うのだから。
こう思うのはそう思わせる出来事を見たからだ。
アメリカでよく家族で行っていたスーパーに行った時、相変わらず(変わるはずもないが)ひろ――――――い駐車場で、なるべく入口に近いところに止めようとうろうろしていると、とても良い場所を見つけた。しかし前の車が近くに今まさに駐車しようとしているので、その車の後ろで待つことにした。
前の車の人は左側に車、右側にアメリカの大きなカート置き場、と両方詰まっている間を選んで入れようとしていた。しかもそこに前方駐車をしようとしている!
行けるのかな~?あ、あ、そのまま行くと…!
ガツン❕
あ~、やっぱり。
案の定車をカート置き場にぶつけてしまった。
バックして入れなおすんだろーな、しばらくかかるな。と思ていると、まさかの行動に出た!
なんとその人は後ろに下がるということを知らないのか、あろうことかそのままハンドルを切り前進したのだ!
が、ガガガガガガ
思いっきり車をこすって、力づくで駐車した。そりゃそーだ。その衝撃の瞬間を見て家族一同あぜんとしていた。
そのあと駐車場に車を止め、車から降りた。その時運転していたのは父で、日本の狭い道で培った実力を生かし、両サイドに車の止めてあるのも何のその、スッと間に車を止めた。
あの車、出るときもこするのだろうか?
人の車を心配しながら買い物に向かう一同なのでした。