2020年、梅雨

コロナの自粛生活で家にいる機会が増えました。

そんな自粛も終わったと思ったら今度は雨で家にいることが多くなる。

2020年今年も梅雨に入りました。

 

そういえば、アメリカには梅雨というものは存在しない。

その代わり、夏場になると Thunderstorm(サンダーストーム)で、土砂降りの雨に伴って雷も鳴り響くという状態の雨が降ることがおおい。

もしかしたらこれがアメリカの梅雨なのかな。

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梅雨_影絵

 

トルネードの前に

ウ――――ウウウ

「なになに!?」

「何あのサイレン!」

家のあちこちに散らばっていた全員が1つのサイレンの音の下1か所に集結した。

サイレンの音に交じり、電話が鳴った。

「トルネード警報だから早く地下室に避難して!」

それは父からで、会社から電話してくれていた。それを聞いてみんな急いで地下室に避難した。

ウ―――。サイレンは数分で止まった。

この日は何事もなく終わった。

後で知ったことだが毎月、月に1回トルネード警報のサイレンのテストがあるのだそうだ。それを知らなかったはじめのころは「なになに!?」とバタバタとプチ騒動になっていた。理由を知ってからも、あの大きなサイレンの音を聞くとぎくりとしてしまう。それほど大きな音で、緊迫感のあるものなのだ。訓練だとわかってはいても、「え、トルネードが来るの?」と冗談交じりで地下室に避難したりしたこともあった。

本の学校地震訓練があるように、アメリカの学校では、トルネード訓練というものがある。大体訓練は休み時間に行われる。訓練が始まったら、トルネードの避難場所に指定してある地下室に移動するのだ。あと家に地下室がなければトイレが安全だと教わった。

アメリカ生活数年後のある日、兄弟だけで家にいた時の事。遠くからサイレンのような音が聞こえてきた。外は暗く重たい雲が空を覆っている。なんとなく風も強くなってきたような気もした。その日は月一のテストの日ではないことだけは確かだった。サイレンは次第に大きくなり、トルネード警報だということを町全体に知らせていた。私たちは急いで必要なものを手当たり次第持ち、地下室へと非難した。その時父は日本に帰国しており、スカイプで会話中だったので、もちろんパソコンも一緒に避難した。

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地下室で、みんなで小さいが窓から離れ、壁際に横一列になり、少しひんやりしていたので、持ってきた薄い毛布や座布団やらで暖を取った。そうしている間もサイレンはなり、外はどんどん暗くなる。しかも窓から外を見ていると風も吹いていた。外に出かけている母は大丈夫だろうかと心配しながらただひたすらトルネードが過ぎるのを兄弟で待っていた。

よくニュースなどで見るような大きなトルネードが来るのだろうかと内心心配で窓の外を見ていたが、そんなことはなく、数10分で騒ぎは収まった。

サイレンも鳴りやみ、みんなでホッとしながら上に戻った。後は片付けだけが待っているのかと思いながら。

大きなトルネードじゃないが、ちょっぴりスリリングな日でした。

母は無事帰宅しました。とさ。

Thunder Mountainの冒険

 

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今月のはじめ、USJでジェットコースターが止まった。

何と宙ぶらりん状態で2時間近く救助を待っていたらしい。これと比べると私たちはとてもましだった。私たち一家もある遊園地のジェットコースターで止まるという経験をしたのだ。

America夢の国にて

私たちは家族旅行でDisney Landに来ていた。今日はジェットコースターに乗ると計画をしていた。人が多くなる前に急いで並びに行く。絶叫系のあまり好きでない父と兄も、あまり早くないし、一回転もなのいので、これならと一緒に乗った。

ベルトが頭から降りてきて準備万端。さ―いよいよ始まる!ソロソロと動き出し、上へ上へと登っていく。。。頂上まで達し―。ワー!キャー!ヒョー!!気持ちの良いスピードで登ってきた高さから下へ下へと走っていく。下るスピードの勢いでいよいよ第2の坂を上り始めた!と思う、だんだんスピードが落ちてきた。あれ?どうしたんだろう。一度スピードを落とした後、またすぐに走り出すだろうと思っていたら…ガコン。車は止まってしまった。

え?止まった?これってまさかテレビやニュースで聞く遊具の故障?!そのまま何のお知らせもなくただ待っていた。

いつもなら一瞬で通りすぎてしまう景色。一瞬なので細部までじっくり見られない場所。その中にそのときは10分ぐらいはいただろうか。普段は見ることのできない小道具や、装飾がよく見える。この一瞬のために、あそこまでこだわって作っていたのか!と感動した。

そんなことをワイワイしゃっべているうちに、係の人が来て、お客がジェットコースターから降りだした。この時我々は自力で脱出した!というのも、ジェットコースターから降りて、横にある避難用通路を歩き、外へとつながる扉を通り、階段を下に降りていくだけだった。無事に脱出成功!この日は普段めったに経験できないことができて、止まった時はハラハラしたが、ちょっとわくわくした日になったのでした。 f:id:nichijyoseikatu:20180520155633p:plain

春の風物詩

最近急に暖かくなってきた。この温度でアメリカでのあることを思い出した。

毎年このぐらいの気候になるとうちの裏の窓から見えるある光景を思い出す。

 

家の裏にはインドで生まれ育ったけど、今はスペイン人になったご近所さんが住んでいた。このご近所さんには決まった行動があり、うちでは一種の風物詩になっていた。これは初めて彼女を見た時の衝撃談だ。

 

気候が良くなると外に出て庭仕事をしたり、くつろいだりする。うちも例外ではなく、花壇の手入れをしたり、遊んだりした。裏の家の彼女もまたリラックスするために裏庭に出て、椅子に座って本を読む。ここまではいたって普通ののんびりした光景だ。が、そのいでたちは思わず二度見せずにはいられないものだった。

ある天気のいい日、家の中を歩いていてふと窓から外を見ると、そこにはご近所さんが椅子に座ってくつろいで本を読んでいる。しかし、何か見た目がおかしい。ん?何かが頭の上に乗っている!?よく見るとそれは大きめのタオル、バスタオルだ。彼女は頭にバスタオルを巻き、そのままの姿で外に出てくつろいでいたのだ!一回見たときは頭に何が乗っているのか皆目見当もつかなかった。まさか頭にバスタオルを乗せて出てくるとは誰に想像できるだろうか?小さめのタオルならまだわかる。だが、バスタオル…重くないのだろうか?

思わずその状況をそこにいた家族に話してみんなちらっと見てしまった。

 

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その日から彼女のその光景は、季節を伝えるものになったのでした。

解約があっさりできた日

滞米5年。日本への帰国が決まり、引っ越しの真っ最中。今まで契約していたものを次々と解約していかなければいけない。その中でテレビの解約をしに行った時の事。始めていったその場所、人がそんなに多いわけでもないが、ま~、アメリカやることが遅く、結構待たされた。

 

やっと呼ばれカウンターに行く。

「How can I help you?:今日はどうしましたか?」

愛想よく(?)話しかけてきてくれた店の人。

「Um:えーっと」

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ふと横のカウンターに耳を傾けると、引っ越しをするので解約したいと言っていた。その客に店の人は解約せずに、こんなもの、あんなものがあるからと、必死に繋ぎ止めようとしていた。

それを見て、私たちも解約するて言ったら色々売り込まれるのかな?と思い、『よし、全部断るぞ!』と決意して、自分の前のカウンターに向き合った。

「We will move, so I want to cancel.;引っ越しすることになったので、解約したいのですが」

「Where are you going to move?:どちらに引越しされるのですか?」

「Japan:日本です」

「…Okay. So, to cancel―:そうですか。では解約するには―」

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『えっ!?ちょっと何、それだけ???』

解約はものの数分で終わった。ここで待っていたのは数時間だったのに、あんなにあっさり終わるとは!!

帰るとき、母も隣の人の会話を聞いていたので、

「日本に帰るっていっらから、あっさり済んだのかな?」

「そうかもね。」

と話しながらどっと疲れたが、やっと終わったとなんだかすがすがしい気分で帰路に就いた。

目測の甘いアメリカ人 ~Part 3~

アメリカ人は日本で運転できないだろう。

まず、土地の広さが違う、道の広さが違う、駐車場の広さが違うのだから。

こう思うのはそう思わせる出来事を見たからだ。

 

アメリカでよく家族で行っていたスーパーに行った時、相変わらず(変わるはずもないが)ひろ――――――い駐車場で、なるべく入口に近いところに止めようとうろうろしていると、とても良い場所を見つけた。しかし前の車が近くに今まさに駐車しようとしているので、その車の後ろで待つことにした。

前の車の人は左側に車、右側にアメリカの大きなカート置き場、と両方詰まっている間を選んで入れようとしていた。しかもそこに前方駐車をしようとしている!

行けるのかな~?あ、あ、そのまま行くと…!

ガツン

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あ~、やっぱり。

 

案の定車をカート置き場にぶつけてしまった。

バックして入れなおすんだろーな、しばらくかかるな。と思ていると、まさかの行動に出た!

なんとその人は後ろに下がるということを知らないのか、あろうことかそのままハンドルを切り前進したのだ!

が、ガガガガガガ

思いっきり車をこすって、力づくで駐車した。そりゃそーだ。その衝撃の瞬間を見て家族一同あぜんとしていた。

そのあと駐車場に車を止め、車から降りた。その時運転していたのは父で、日本の狭い道で培った実力を生かし、両サイドに車の止めてあるのも何のその、スッと間に車を止めた。 

 

あの車、出るときもこするのだろうか?

人の車を心配しながら買い物に向かう一同なのでした。